山本さとし　オフィシャルHP　　フォーク・ソングの風に吹かれて
山本さとし/プロフィール　20250630

♪４０周年記念文書　
山本さとし〜40周年の軌跡〜 (by Gemini/20250623) 　(頁下をご参照ください。)

　　　

山本さとしプロフィール

シンガーソングライター
福島県喜多方市生まれ。日本社会事業大学児童福祉学科卒。
9歳でギターを手にし、13歳より日記の延長でオリジナルを書き、
16歳よりライヴ活動を開始する。
これまでの作品は300曲以上。代表曲は「ヒロシマの有る国で」。
その歌づくりは、ソーシャルワーク経験から、現地を歩き、生活実感のある
目線の低いフォーキーなものが多い。その折々で、アルバムを発表している。

歌の旅では、38歳の時にアメリカのチューニングと呼ばれる
ピート・シーガーの自伝を共訳し、ニューヨークで本人より歌の指南を受ける。
時折エッセーを書き、3.11東日本大震災後は定期的に福島に帰り、
喜多方シティFMパーソナリティも務めた。
また、喜多方復興支援隊に加わり現地仮設住宅に支援にも入る。
以来、原発事故後の人々をうたうフクシマ・ソングを毎年書いている。
主なものに「この道の向こうには」「浜通りの風」「サヨナラのない別れ」等。

現在も暮らしの中で歌の旅をし、次のアルバムの曲づくりとステージのリハーサル中。

日本音楽著作権協会会員、社会福祉士、
日本社会事業大学附属子ども学園元園長。
東京都練馬区在住。
※音楽活動やアルバム等は、facebookやHP等に詳しい。http://www.satoshi-y.net

◆主な作品と活動

1985年　
・ソロアルバム「ヒロシマの有る国で」発表　
1987年　
・ソロアルバム「ラストランナー」発表　
・新宿モーツアルトサロンにて初リサイタル
1989年
・山本さとし２ndリサイタル「愛するものへ」（杉並区高円寺会館）
1991年　
・絵本「こんちゃん・だいすき」挿入歌に「こんちゃん」をプレゼント　
・ＮＨＫラジオ第１「アースディ特集週間」に出演。ソロアルバム「地球よ」発表
1992年　
・ソロアルバム「かけがえのないものへ」発表　♪コメント：国松俊英氏、小室等氏
1993年　
・ＴＢＳニュース２３　山本さとし「鳥さんがんばれ！コンサート　～オジドリ分校の子どもたちと～」取材・オンエア
1996年　
・アルバム「このゆびとまれ」　発表　
1998年
・ピート･シーガー自伝「WHERE　HAVE　all the FLOWERS　GONE」協同翻訳
1999年
・NYハドソンクリアウォーターフェスティバル(アメリカ・ニューヨーク）に参加、サークルオブソングを体験　またピートシーガー氏に会い「ヒロシマの有る国で」を演奏　
　（ダコダハウス～ストロベリーフィールズでイマジン碑にふれてくる）
2000年　
・CDシングル「夢のシナリオ」発表　
2003年
・オリジナル『ヒロシマの有る国で』が清泉女子大学（東京）地球市民学科・学科歌に
・「大人のギター・プレイ雑誌ギター倶楽部第２号」（株）ヤマハミュージックメディア　"The　Collector”にてその音楽活動とギター紹介
2004年　
・ソロアルバム「ふる里の樹」発表　
・地元江古田マーキーでの定期ライヴ「ラストランナー」が６０回を迎える
2005年
・笠木透氏主催　憲法フォークジャンボリー出演
２006年
・笠木透氏主催　憲法フォークジャンボリー出演
・アルバム「丸腰でいこうぜ」’０６憲法FOLK・JAMBOREEライブに「ヒロシマの有る国で」収録
2007年
・上條恒彦氏のサポートギターに参加、
・音楽・九条の会コンサートin東京vol.5‟達人たちの歌”、東京・R'sアートコート。蓮根の会共催/山本忠生、山本幹子、野田淳子、上條恒彦、高石ともや、増田康記、笠木透、山本さとし

2008年
・日本社会事業大学（社大プレスリリースNo.3）　「いじめ…、果てしない連鎖は断ち切れるか？スクールソーシャルワーカーの役割を通して」（市民講座）出演　（関連記事１）
2009年
・日本スクールソーシャルワーク協会設立１０周年記念山本さとしコンサート　（関連記事　１、　）
・やまだじん氏の愛器D-28を譲り受け、難病ALSを抱える彼のチャリティコンサートをサポート
2010年
・ヒロシマ憲法フォークジャンボリー出演　（関連記事１　、２　）
2011年
・母校社大、山下英三郎教授最終講義（友情出演）　（関連記事１）
・FMきたかたパーソナリティ　「山本さとしの旅の調べ」毎週土曜日17:00～17:30放送（関連記事１　、２、　３　、　４　）
・丸木美術館ひろしま忌　山本さとしコンサート（関連記事１、　２、）
2012年
・荻窪落陽　第26回ｵﾘｼﾞﾅﾙﾃﾞｰ優勝　♪エントリー曲「この道の向こうには」　with Ｇｉｂｓｏｎ　L-00
・会津坂下町立坂下中学校（福島県河沼郡会津坂下町）芸術鑑賞会
2013年
・喜多方プラザ企画公演　山本さとしコンサート2013～喜多方生まれの歌の風～喜多方プラザ文化センター　<主催> 喜多方シティエフエム関連記事
・喜多方市立熊倉小学校（母校～ようこそ先輩）
・喜多方ﾌﾟﾗｻﾞ東日本大震災復興応援ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ　喜多方発21世紀シアター～蔵のまち喜多方のアート・フェスティバル　「山本さとし　LIVE・夏にうたう」　金忠蔵座敷　（喜多方市）
・モンゴルへ（SSWスタディ・ツァー）
2014年
～LIVE参照
2015年
・デビュー30周年を迎えた。
2016年 ～LIVE参照
2017年
2018年
・・・・・・・・ and more

♪Dear Satoshi Yamamoto！Peter Seeger 　(folk singer)　

Thank you for translating Midori Yazawa's message to me,and her book. Here's a copy of my book, The new edition.
The old book was full of mistakes. ・・・P.S. See pages 96 and 97.Again･･･　　Pete Seeger

♪：山本さとし君について　　やまだじん　（folk singer）

・「ヒロシマの有る国で」の作者として知っている人も多いと思う。
近所の石神井に住んでいて、やはり近所の上池袋にいた音楽評論家・故　矢澤　寛氏の紹介で知り、
俺のライブに来てもらったり、江古田「マーキー」での彼のライブに行ったりと20年来の付き合い。　
暫く遠のいていたが、先輩の上條恒彦さんのステージで彼が伴奏をするようになり、
又、俺の病気引退に伴い愛用のギターをどう処分しようか相談していた時に、オークションなどで何処に流れていくか分からなくなるより、
信頼して我が子のような楽器を託せる人をと、上條さんの勧めもあって、後を山本くんにお願いすることにした。
ナイーブな感性と共に、会津人らしい気骨を持ち合わせた稀有な「フォークシンガー」です。

・今回もアコスティックギターの伴奏で俺をサポートしてくれるのは、かのピート・シーガーからも希有なフォークシンガーとして、
その偉才を認められているシンガー＆ソングライターの山本さとしクン。
福祉の専門家でもある彼のサポートなしに、今や俺の歌も生活もあり得ないと思っている。
40年間俺に連れ添い、いつも語りかけ励ましてくれたD-28 は春から彼の手元で慈しんでもらっている。
彼の手で俺の歌に寄り添い、再び支えてくれる筈だ。」　　

やまだじんJean(ジーン).wmv　、　灯りを求めて　、　それぞれの中で 　

♪；山本さとしさんの歌は<いしっころ>のようです　　　国松俊英　（児童文学者）

その歌には、陽なたのいしっころのあたたかさがあります。踏まれてもけとばされても、平気な強さがあります。
ミミズもトカゲも声をかけてくる親しみがあります。そして、いつも地面の上から世界を見つめているまっすぐなまなざしがあります。
<いしっころ>のような山本さんの歌がすきです。

♪；ピート・シーガーの系譜を爽やかに　　　小室等　（folk singer）

何年も前のことだが、原宿のにぎわいに場違いのように寄りそってたたずむ日本社会事業大学の文化祭に歌いにいったことがある。
学生たちもまた、原宿には場違いのファッションで、キャンパスと呼ぶにはせまい学内で細々と文化祭を催していた。
ぼくは福祉の世界に伴う“善意”というものに、ときとしてうんざりさせられてしまう徒なのだが、
コンサートのあとに話しこんだ学生たちを見るかぎり、原宿を歩いているにいちゃんねえちゃんたちより、きみらの方がずっといいぞと思ったものだった。
山本さとしさんは、その日本社会事業大学出身だという。
山本さんの歌と、山本さんが大学で学ばれたこととは、どうやら無関係ではなさそうだ、と山本さんの歌を聴いていて思う。
それは“善意”のあぶなさを伴いかねないものだが、山本さんはそこをうまくしのいでいる。
アコースティックな音楽は、そのアンサンブルのありようによっては裸でさらされてしまい、ごまかしのきかないものになってしまう。
山本さんの今回のテープ作品は、まさしく裸でさらされている。ごまかしがきかない。
ごまかしがきかないと、音楽よりメッセージだけが先行してしまいかねない。
山本さんはそこのバランスをうまく保っている。ギターにヴェテランの洪栄龍を起用したのも功を奏している。

６０年代にアメリカからフォーク・ソングというものが入ってきた。
それがどんどん子別れしていって、その痕跡はいまやほとんど見えなくなってしまっているいま、
山本さとしさんは、まぎれもなくピート・シーガーの系譜を受け継いでいくシンガーだ。
この時代に、この系譜を歩もうというのは相当にきついことである。山本さんはその道を爽やかに歩んでいる。

♪：愛しき紡ぎ歌の軌跡　洪栄龍　（guitarist）

　愛しき紡ぎ歌の軌跡　　彼の紡いできた歌、終わりのない余韻が響いてくる　　いつまでもこの歌たちのそばにいたい。

「ふる里の樹」発売おめでとうございます。改めて聞いてみて、とても良い感じのアルバムになっていると思いました。
コーディネーターという役割を十分果たせたかどうか、わかりませんが、アルバム作りを勧めて良かったと思いました。」

♪：福島出身、ヒロシマを熱唱　　　東京新聞　２０１１年(平成２３年）８月７日(日曜日）　社会１２版

「平和に核は似合わない」丸木美術館で山本さとしさん
　絵画「原爆の図」で知られる埼玉県東松山市の丸木美術館で六日、
福島県喜多方市出身のシンガー・ソングライター山本さとしさん（５０）がコンサートを開催。
「人類と核とは共存できない｣という思いを胸に、約百人を前に自作の「ヒロシマの有る国で」など約十曲を熱唱した。

　山本さんの実家は東日本大震災で直接の被害はなかったが、会津地方も原発事故の風評被害で観光客が減り、
地元の友人、知人は不安な生活を送っているという。

　山本さんはコンサート前に取材に応じ「広島と長崎があったのに、いつの間にか五十四基もの原発ができていた。
恩恵の一方でリスクも大きかった｣と指摘。「広島の被爆者に教わったのは、平和に核は似合わないということ。
核のリスクは僕らが生きている間になくさなければいけない」と話した。
コンサートでは「反核」「反原発」という言葉こそ口にしなかったが、福島の避難住民をテーマにした曲に思いを託した。
故郷を奪われた人々にも届けと、会場の全員で「ふるさと」を合唱した。

♪：フォーク酒場落陽　四元健一　（主宰者）

素直にいいなぁと思い
気持ちに沁みる歌声
人柄と人生が見える気がする
そんな弾き語り
さとしさん
小さなトロフィーだけど
気持ちはイッパイ詰め込んであります＾＾
また気楽に遊びにいらしてください
私と楽曲作りましょ

♪上條恒彦　（folk singer）

「貴兄にはとりわけ大きな存在、ショックでしょうが、ピートの仕事を引き継ぎ、伝えていかなくてはならないでしょう。
これからもどうかどうか頑張って下さい。」

　
　20070908 音楽・九条の会コンサートin東京vol.5　‟達人たちの歌”（9月8日、東京・R'sアートコート。蓮根の会共催）
　　（左から、山本忠生、山本幹子、野田淳子、上條恒彦、高石ともや、増田康記、笠木透、山本さとし)

♪すずききよし　（folk singer）

「お名前も、作品も覚えています。
僕は後わずかしか平和のために頑張る時間がありませんが、
仁君（やまだじん）や、僕の分も頑張ってくださいね。」　2015年7月3日

４０周年記念文書　
山本さとし〜40周年の軌跡〜（含英訳・by Gemini /20250623） 3104オフィス

シンガーソングライター山本さとしの軌跡：社会に寄り添う歌の旅人

◆はじめに：シンガーソングライター山本さとしの軌跡

・概要とキャリアのハイライト
山本さとしは、福島県喜多方市出身のベテランシンガーソングライターであり、その音楽活動は2025年3月時点で40周年を迎える長きにわたるものである。彼は幼少期から音楽に親しみ、9歳でギターを手にし、13歳で作詞作曲を開始した。さらに16歳からはライブ活動をスタートさせるなど、若くしてその音楽的才能を開花させたアーティストである。大学卒業後はプロの道に進み、ギターの弾き語りを中心とした活動を継続。現在は東京都練馬区を拠点としながら、全国各地でコンサートや学校公演を行い、自身のオリジナルソングを直接人々に届けている。

彼の代表曲として広く知られているのは「ヒロシマの有る国で」であり、その作風は一貫して「目線の低いフォーキーなものが多い」と評されている。特に注目すべきは、2011年の東日本大震災以降の活動である。彼は福島県の浜通り地域に定期的に足を運び、現地の人々と歌を通じて交流を深めながら、原発事故後の人々の心情を歌い上げる「フクシマ・ソング」を毎年創作し続けている。この継続的な取り組みは、彼の音楽活動における極めて重要な側面となっている。

山本さとしの40年にわたる音楽活動は、単なるキャリアの長さ以上の意味を持つ。それは、彼が社会問題、特に平和や災害からの復興といった普遍的なテーマに対し、一貫して深い関与を持ち続けていることの証である。彼の音楽は、商業的な成功は気にも留めないで、時代を超えてメッセージを伝え続ける「ライフワーク」としての性格が強く、その持続性自体が彼の芸術的誠実さと社会貢献への献身を雄弁に物語っている。オリジナルソングを「手渡し」するという表現は、彼のメッセージが聴き手に直接、個人的な形で届くことへの強い願いと、そのメッセージが深く心に刻まれることを意図していることを示唆している。

◆山本さとしのプロフィールと音楽的ルーツ

・生い立ちと音楽への情熱
山本さとしは、1961年5月28日福島県喜多方市熊倉町に生まれた。幼少の頃から音楽に触れる機会が多く、9歳でギターを手にし、13歳からは日記をつけるように作詞作曲を始めた。そして16歳でライブ活動を開始するなど、その音楽的才能を早い段階から発揮していた。(2011年8月7日付の東京新聞の記事で50歳であると報じられている。)

彼は日本社会事業大学児童福祉学科を卒業しており、この社会福祉の専門知識と経験が、彼の歌作りに多大な影響を与えている。山本さとしは日本音楽著作権協会（JASRAC）の会員であり、社会福祉士等の資格も保有し、また、かつては日本社会事業大学附属子ども学園の園長も務めていた経歴を持つ。

山本さとしの音楽が「目線の低いフォーキーな作風」であると評されるのは、単なるジャンルの選択に留まらない深い背景がある。彼の大学での学びと、その後のソーシャルワーク経験が、人々の生活実感に根差した視点や、社会のあらゆる層、特に困難を抱える人々に寄り添う姿勢を育んだ。この人間性への深い理解と共感が、彼の歌詞やメロディに直接的に反映されている。彼の音楽は、社会福祉士としての彼の「実践」の一部と見なすことができ、彼の作品に深い人間味と社会性が宿る根源となっている。その姿勢は今も一貫しており、現在も地元地域でボランティア活動を続け、歌をうたい新曲を作っては自身の音楽を循環させている。

◆ピート・シーガーの系譜を受け継ぐフォークシンガー

山本さとしの音楽は、アメリカの伝説的なフォークシンガーであり社会活動家であるピート・シーガーの系譜を受け継いでいると高く評価されている。山本さとし自身も、38歳の時にピート・シーガーの自伝の共訳を手がけ、さらにニューヨークでシーガー本人から歌の指南を受けるという貴重な経験をしている。

フォークシンガーの小室等も、山本さとしを「まぎれもなくピート・シーガーの系譜を受け継いでいくシンガーだ」と評している。小室等は、1960年代にアメリカから日本に入ってきたフォークソングの「痕跡」が現代ではほとんど見えなくなってしまったと指摘する中で、山本さとしがその困難な道を「爽やかに歩んでいる」と述べている。

山本さとしがピート・シーガーの音楽的系譜を受け継いでいるという事実は、彼の「目線の低いフォーキーな作風」が単なる音楽ジャンルに留まらず、社会的なメッセージや平和運動に伴走し謳歌するフォークソングの伝統に深く根ざしていることを示唆している。シーガーが社会運動に積極的に関わったように、山本さとしもまた、自身の音楽を通じて広島や長崎や福島・・・の問題に取り組むことで、その精神を現代に継承している。これは、彼の音楽が単なるエンターテイメントではなく、「歌う社会活動家」としての側面を持つことの強力な裏付けとなる。彼の音楽は、社会の不正や苦しみに目を向け、それを歌にすることで人々の意識を高め、変化を促すというフォーク音楽本来の役割を現代において果たしているのである。

◆音楽スタイルとメッセージ性

・「目線の低いフォーキーな作風」の深掘り
山本さとしの音楽的作風は、一貫して「目線の低いフォーキーなものが多い」と表現される。この特徴は、彼の社会福祉士としての経験に深く根ざしている。彼は、現地に赴き、人々の生活の細部にまで目を向け、その実感に寄り添った視点から歌を紡ぎ出すことを重視している。彼の楽曲は、聴き手に自然体で平和への思いが伝わるメロディアスな詞楽曲が特徴であり、飾らない言葉で深い感情や社会的なメッセージを表現している。

・代表曲「ヒロシマの有る国で」に込められた平和への願い
「ヒロシマの有る国で」は、山本さとしの活動を象徴する代表曲であり、平和を願う歌として広く知られている。この曲は、中学校の合唱コンクールでも歌われる定番のピースソングとなっており、広島と長崎で繰り返された悲劇を決して忘れず、核兵器のない平和な世界を希求する強いメッセージが込められている。2003年には、この楽曲が清泉女子大学地球市民学科の学科歌に採用されるという栄誉を受け、2023年には、母校日本社会事業大学の社会福祉原論の授業にてゲストとして招かれ演奏するなど、そのメッセージ性が教育現場でも高く評価されている。

彼はコンサートの場で「反核」「反原発」といった直接的な言葉を口にすることは少ないが、その代わりに福島の避難住民をテーマにした楽曲に自身の思いを託し、聴衆と共に「ふるさと」を合唱するなど、歌を通じて平和への願いを共有する独特のアプローチをとっている。

「ヒロシマの有る国で」が清泉女子大学の学科歌に採用され、中学校の合唱曲としても歌われるという事実は、この曲が持つ平和へのメッセージが、単なる個人的な表現を超えて、教育的・社会的な普遍性を持っていることを示している。この楽曲は、次世代に平和の重要性を語り継ぐための重要な文化財としての役割も果たしており、そのメッセージが教育現場で広く受け入れられていることは、彼の楽曲が持つ影響力の広さと深さを示唆している。

◆東日本大震災後の「フクシマ・ソング」と社会への眼差し

2011年の東日本大震災後、山本さとしは福島県の浜通り地域に定期的に足を運び、現地の人々と歌で交流しながら、原発事故後の人々の心情を歌い上げる「フクシマ・ソング」を毎年創作し続けている。彼の代表的なフクシマ・ソングには、「この道の向こうには」「浜通りの風」「サヨナラのない別れ」などがある。彼はまた、喜多方シティFMのパーソナリティを務め、喜多方復興支援隊にも加わり、現地仮設住宅への支援活動にも積極的に参加した。

山本さとしの「フクシマ・ソング」の創作と、震災後の福島・浜通りへの継続的な関わりは、彼が単なるシンガーソングライターではなく、地域社会に深く根ざした「地域密着型アーティスト」としての役割を担っていることを示している。彼の音楽は、被災地の声なき声を代弁し、人々の心の復興を支える精神的なインフラとして機能している。これは、彼の音楽が持つ「癒し」と「記録」の二重の側面を浮き彫りにし、アーティストとしての社会的な責任感を体現している。彼は、被災地の現実を忘れ去られることなく、歌として後世に伝える役割も果たしているのである。

◆ディスコグラフィー：作品群が語る世界

山本さとしは、これまでに折々にアルバム作品を発表しており、その創作活動は300曲以上のオリジナル曲を生み出している。彼の作品群は、社会的なテーマから個人的な感情まで、幅広い視点から描かれている。

・主要アルバムとシングル
山本さとしの主要なアルバムとシングルは以下の通りである。

| アルバム名 | 発売年 | 主要収録曲 | テーマ・解説 ||---|---|---|---|

| ふる里の樹～愛しき紡ぎ歌の軌跡～ | 2004年 | ふる里の樹、白い雪銀の空、はばたき、虹を見るために、ラスト・ランナー、あなたへのララバイ、小さな傘、道程（みちのり）、もうひとりの自分、これがわたしたちのさようなら、ぼくの卒業式、ヒロシマの有る国で、ノーモア！ヤコブ心は一つ、エイジァン～アジアの人たちに～、きっと、この町で、五月の風のように | 雪深い会津の情景や人生の応援歌、いじめ問題、平和への願いなど、多岐にわたるテーマを包含。特に「ラスト・ランナー」は人生の応援歌、「ぼくの卒業式」はいじめ問題がテーマ。「白い雪銀の空」は会津の雪の情景が目に浮かぶと評される。 |

| このゆびとまれ / 山本さとしとふくしまの仲間たち | 不明 (第38回全国生活指導研究協議会福島大会記念) | ANOTHER－もうひとりのわたし-、今日の君へ、ここでお休み、さっきの曲がり角で、ぼくの卒業式、もういちど、旅立ちの唄、海のように山のように、かあさんへのこもりうた、ヒロシマの有る国で、まつり、さよならともだち、このゆびとまれ、ANOTHER-もうひとりのわたし-（インストルメンタル） | 福島大会記念として制作された限定盤。社会的なメッセージや人との繋がりをテーマにした楽曲が多い。 |

| 曲名 | 発表年/時期 | 主要テーマ・背景 | 関連エピソード ||---|---|---|---|

| ラスト・ランナー | 不明 | 人生の応援歌 | アルバム「ふる里の樹」に収録。 |

山本さとしの楽曲テーマは、平和や災害復興に限定されず、いじめ、薬害、環境問題といった多岐にわたる社会的な課題を網羅している。これは、彼が単に社会の出来事を歌にするだけでなく、具体的な問題提起や、当事者からの依頼に応える形で音楽を創造していることを示している。例えば、「ノーモア！ヤコブ心は一つ」は薬害ヤコブ病訴訟の原告団弁護士の依頼を受けて制作された楽曲である。また、「ぼくの卒業式」では学校でのいじめ問題に焦点を当て、「地球よ～人と動物と地球の未来によせて～」では環境保護のメッセージが込められている。彼のディスコグラフィーは、社会の「声」を音楽として具現化する、彼の深い社会関与と、幅広い問題意識の証である。

◆ライブ・コンサート活動：歌を届ける旅

・全国各地での公演活動の変遷
山本さとしは、東京都練馬区を拠点としながらも、全国各地で精力的にコンサートや学校公演を行い、自身のオリジナルソングを直接人々に届けている。彼の音楽活動は今年で40周年を迎え、その長きにわたり、多くの場所で歌を届けてきた。

近年の活動としては、2025年7月には静岡で「歌と朗読で紡ぐ静岡・平和のうたの日2025」や「山本さとしライブ＠歌声喫茶らら」への出演が予定されている。また、2025年8月には練馬区で「戦争を語り継ぐ会」での平和の歌声披露や、全国生活指導研究協議会大会でのトークセッションが控えている。

過去には、日本社会事業大学での記念コンサート、隅田川フォークフェスティバル、市原平和フェスティバル、ナガサキ忌平和コンサート、北区青空うたう会など、多岐にわたる場所でライブを行ってきた。小規模な会場でのバースデーライブや、限定席数のライブも積極的に開催しており、ファンとの距離の近さを重視し、より親密な空間での交流を大切にしていることが伺える。

・社会的なイベントやチャリティライブへの参加
山本さとしは、単に楽曲を披露するだけでなく、社会的なメッセージを持つイベントやチャリティライブにも積極的に参加している。例えば、薬害ヤコブ病訴訟勝利と反省と再発防止を誓う「薬害根絶デー」での歌唱、映画「お母さんの被爆ピアノ」を応援するためのチャリティライブ、そして各地の平和フェスティバルへの参加などが挙げられる。

特に、2011年の東日本大震災以降は、福島県の浜通り地域を定期的に訪問し、現地でのライブや、歌作りの背景やフクシマ・ソングについて語る講習会などを通じて、被災地での交流を深めている。彼は、3.11以降毎年浜通りに通って作ったフクシマソングをメインに歌うステージにて、被災地の現状と人々の思いを伝え続けている。

山本さとしのライブ活動は、単なる音楽パフォーマンスの場ではなく、学校、地域コミュニティ、平和イベント、そして被災地といった多様な「場」を通じて、教育、福祉、癒し、そして社会的な対話を促進する役割を担っている。彼の歌は、聴衆に直接「手渡される」ことで、より深い共感と行動を促す力を持っている。これは、彼の音楽が「ライブ」という形式を通じて、社会福祉士の倫理観である社会正義や社会的結束の一助となり、地域福祉を念頭においた地域社会との絆を築いていることを示している。彼の活動は、音楽が持つ社会的な力を最大限に活用し、人々の心に寄り添い、共に歩む姿勢を体現している。

◆主要ライブ・コンサート履歴

山本さとしの主なライブ・コンサート履歴は以下の通りである。

| 開催年月日 | イベント名 | 場所 | 主な内容/テーマ | 特記事項 ||---|---|---|---|---|

| 2021年1月22日 | CD発売 | - | CD君のそばで～山本さとしアンソロジー～ | - |

| 2019年9月21日（土） | 社大群馬県支部総会 | 前橋市 | - | - |

| 2019年7月6日(土) | 隅田川フォークフェスティバル | 墨田区 | - | - |

| 2019年2月17日（日） | 山本さとしチャリティライブ～映画被爆ピアノ応援～ | 喫茶室いぐさの細道（杉並区） | 映画「被爆ピアノ」応援のためのチャリティライブ | 限定20数席、マスター夫妻との交流も |

◆評価と影響：音楽が紡ぐ絆

・音楽業界内外からの評価と批評
山本さとしの音楽は、その一貫した「目線の低いフォーキーな作風」と、歌詞に込められた「メロディアスで平和への思いが伝わる」点が特筆されている。フォークシンガーの小室等は、山本さとしを「まぎれもなくピート・シーガーの系譜を受け継いでいくシンガーだ」と高く評価している。小室等は、1960年代にアメリカから伝わったフォークソングの「痕跡」が現代ではほとんど見えなくなってしまったと指摘する中で、山本さとしがその困難な道を「爽やかに歩んでいる」と述べている。

小室等によると、60年代のフォークソングの痕跡が薄れる中で、ピート・シーガーの系譜を継ぐシンガーであるという評価は、山本さとしが単なる一アーティストに留まらず、社会的なメッセージを内包するフォークミュージックというジャンルの歴史的・文化的な価値を現代に再提示し、継承する重要な役割を担っていることを示唆している。彼の音楽は、消費されがちな現代音楽シーンにおいて、普遍的なテーマを歌い続けることで、フォークの真髄を次世代に伝えていると同時に、そのジャンルのレガシーを現代に息づかせている。

ファンからは、ライブでの歌とギターが「素晴らしく」、その歌と詩に「励まされた」、福島のことを歌う姿勢に「心を打たれた」といった感動の声が多数寄せられている。彼の楽曲については、「風景が浮かんできます。ギター・の音色も素敵！」といった具体的な感想も見られ、聴き手の心に深く響く音楽性が評価されている。

・共演者や関係者からのコメント
長年にわたり山本さとしと交流のあるギタリスト洪栄龍は、彼の楽曲が持つメロディアスさと、平和への思いが自然に伝わる点を高く評価している。また、故・矢澤寛（音楽評論家）ややまだじん（folk singer)も、山本さとしを自身の著書やSNS、ステージ等で紹介し、20年来の付き合いがあったことが知られている。声楽家の太田真季やピアニストの渡辺英理など、様々なジャンルのアーティストとの共演も多く、その音楽的な交流は彼の活動の幅を広げている。

・コラボレーションと交流
山本さとしは、他のアーティストとのコラボレーションや交流にも積極的である。例えば、横井久美子の50周年記念コンサートにゲスト出演するなど、長年の友人や同業者との絆を大切にしている。また、アルバム「このゆびとまれ」が「山本さとしとふくしまの仲間たち」名義で発表されていることからも、彼が地域の人々との協働を重視し、音楽を通じてコミュニティを形成する姿勢が伺える。

山本さとしの音楽活動は、単独のアーティスト活動に留まらず、他のミュージシャンや「ふくしまの仲間たち」とのコラボレーション、さらには各地の「うたう会」への参加を通じて、音楽を媒介とした広範なネットワークを形成している。これは、彼の音楽が個人に響くだけでなく、共同体意識を育み、人々を結びつける「絆」としての機能も果たしていることを示唆している。彼の活動は、音楽がコミュニティ形成と社会的な連帯を促進する強力なツールであることを証明している。

◆オンラインプレゼンス：ファンとのつながり

・公式サイト、Facebook、YouTubeチャンネルの活用
山本さとしは、自身の音楽活動や作品、ライブ情報などを詳細に掲載した公式ウェブサイト（satoshi-y.net）を運営している。このサイトは2000年5月15日に開設され、2025年6月23日にも更新されているなど、常に最新の情報が提供されている。

また、Facebookページも2013年9月から「歌日記FBバージョン」として活用しており、日々の活動報告や思いを共有する場として機能している。自身のページの他にも、「ヒロシマの有る国で」「日本社会事業大学の友達」「ピートシーガーの友だち」等のFacebookグループの管理人として運営しており、日々内外の情報を吟味～更新して交流している。同時に、ツイッター（X）やInstagramを通してもその輪を広げて、音楽関係の方々の他にも、友人たち（同窓）や福祉実践の仲間たちと有効につながりフォローし合っている。

YouTubeでは、彼の楽曲のライブ映像や公式音源が多数公開されており、「ヒロシマの有る国で」「ぼくの卒業式」「浜通りの風」といった代表曲が視聴可能である。特に「ヒロシマの有る国で」は複数のバージョンがアップロードされており、そのメッセージの広がりと、多くの人々に届けられている様子がうかがえる。

山本さとしが公式サイト、Facebook、YouTubeといったデジタルプラットフォームを積極的に活用していることは、彼のフォークソングが持つ社会的なメッセージが、伝統的なライブ会場の枠を超えて、より広範な聴衆に届くことを可能にしている。これは、デジタル時代におけるフォーク音楽の伝承と、そのメッセージの普遍性を高める戦略的なアプローチと見ることができる。彼の活動は、伝統と現代の融合による「歌の旅」の進化を示しており、彼のメッセージがより多くの人々に届くための重要な基盤となっている。デジタル空間での存在感は、彼の音楽が時間や地理的な制約を超えて、持続的に影響を与え続けるための重要な手段となっている。

◆結論：山本さとしが音楽で伝え続けるもの

山本さとしは、福島県喜多方市にルーツを持ち、日本社会事業大学での学びと社会福祉士としての経験を背景に、「目線の低いフォーキーな」音楽を創作し続けている稀有なシンガーソングライターである。彼の音楽は、単なる個人的な表現に留まらず、社会の現実と人々の心の機微に深く寄り添う姿勢を貫いている。

彼の代表曲である「ヒロシマの有る国で」に象徴されるように、核兵器廃絶と平和への強い願いは、彼の音楽活動の根幹を成している。さらに、東日本大震災後、福島・浜通りに定期的に通い、被災地の人々の心情を歌い上げる「フクシマソング」を毎年創作していることは、彼の深い共感と社会貢献への揺るぎないコミットメントを示している。彼の楽曲は、いじめや不登校、人の基盤である生命の維持に関わる多岐にわたる社会問題にも光を当て、音楽を通じて人々に問いかけ、共感を呼び起こす力を有している。

ピート・シーガーの系譜を受け継ぐアーティストとして、彼は単なるエンターテイメントを超え、社会的なメッセージを歌に託し、人々の心に寄り添い、共に考えることを促すことで、社会変革の一助となることを目指している。彼の音楽は、60年代フォークの精神を現代に息づかせ、その普遍的な価値を再認識させている。

長年にわたる精力的な全国各地でのライブ活動は、彼が歌を直接人々に「手渡す」ことを重視する姿勢の表れであり、様々な社会的なイベントやチャリティライブへの参加は、彼の音楽が持つ社会的な力を最大限に活用する場となっている。また、公式サイト、Facebook、YouTubeチャンネルといったデジタルプラットフォームの積極的な活用は、彼の音楽が世代や時間や地域的な制約を超えて、普遍的な価値を伝え続けるための重要な手段となっている。

山本さとしの音楽は、人間の尊厳、平和の希求、そして困難に直面する人々への連帯という、時代を超えて響くメッセージを紡ぎ続ける、まさに真の「歌の旅人」の軌跡である。彼の歌は、聴く者の心に静かに、しかし深く響き、希望と共感の光を灯し続けている。

www.satoshi-y.net

（AI Gemini作成文書をベースに3104オフィス監修、微修正して掲載しました。「Gemini、客観的にまとめてくれてありがとう。」）

40th Anniversary Document

Satoshi Yamamoto - 40th Anniversary Journey (AI Assistant Gemini/20250623)

The Journey of Singer-Songwriter Satoshi Yamamoto: A Song Journey Close to Society

◆Introduction: The Journey of Singer-Songwriter Satoshi Yamamoto

・Overview and Career Highlights

Satoshi Yamamoto is a veteran singer-songwriter from Kitakata City, Fukushima Prefecture, whose musical career will be 40 years old as of March 2025. He has been familiar with music since childhood, picked up a guitar at the age of 9, and began writing songs at the age of 13. He is an artist who showed his musical talent at a young age, starting live performances from the age of 16. After graduating from university, he went on to become a professional and continues to work mainly on singing and playing the guitar. Currently based in Nerima Ward, Tokyo, he performs concerts and school performances all over the country, delivering his original songs directly to people.

His signature song is widely known as "In the Country of Hiroshima," and his style has been consistently described as "low-key folky." Of particular note is his activities since the Great East Japan Earthquake in 2011. He regularly visits the Hamadori region of Fukushima Prefecture, deepening his interactions with local people through song, and continues to create "Fukushima Songs" every year, singing about the feelings of the people after the nuclear accident. This ongoing effort has become an extremely important aspect of his musical activities.

Satoshi Yamamoto's 40 years of musical activity are more than just the length of his career. It is a testament to his consistent and deep commitment to social issues, especially universal themes such as peace and disaster recovery. His music is not just about pursuing commercial success, but has a strong character as a "life's work" that continues to convey messages across the ages, and its persistence itself speaks volumes about his artistic integrity and dedication to contributing to society. The expression "handing over" his original songs suggests his strong desire for his message to reach his listeners in a direct and personal way, and his intention for it to be deeply imprinted in their hearts.

◆Satoshi Yamamoto's profile and musical roots

・Background and passion for music

Satoshi Yamamoto was born on May 28, 1961 in Kumakura-cho, Kitakata City, Fukushima Prefecture. He had many opportunities to be exposed to music from an early age, picking up a guitar at age 9, and from age 13 he began writing songs and composing as if he were keeping a diary. He also began performing live at age 16, demonstrating his musical talent at an early stage. An article in the Tokyo Shimbun newspaper dated August 7, 2011 reported that he is 50 years old.

He graduated from the Department of Child Welfare at the Japan College of Social Work, and this specialized knowledge and experience in social welfare has a great influence on his songwriting. Satoshi Yamamoto is a member of the Japanese Society for Rights of Authors, Composers and Publishers (JASRAC) and is also a certified social worker. He also served as the former director of the Japan College of Social Work's Children's School.

The reason why Satoshi Yamamoto's music is described as "low-key folky style" goes beyond the choice of genre. His studies at the Japan College of Social Work's Department of Child Welfare and his subsequent social work experience have nurtured a perspective rooted in people's real-life experiences and an attitude of empathy with all levels of society, especially those in difficulty. This deep understanding and empathy for humanity is directly reflected in his lyrics and melodies. His music can be considered part of his "practice" as a social worker, and is the source of the deep humanity and sociality that resides in his works.

◆A folk singer in the lineage of Pete Seeger

Satoshi Yamamoto's music is highly regarded as being in the lineage of Pete Seeger, the legendary American folk singer and social activist. Yamamoto Satoshi himself had the valuable experience of co-translating Pete Seeger's autobiography at the age of 38 and receiving singing lessons from Seeger himself in New York.

Folk singer Hitoshi Komuro also describes Yamamoto Satoshi as "a singer who undoubtedly inherits the lineage of Pete Seeger." While Hitoshi Komuro points out that the "traces" of folk songs that came to Japan from the United States in the 1960s have become almost invisible in modern times, he says that Yamamoto Satoshi is "walking that difficult path with a refreshing attitude."

The fact that Yamamoto Satoshi inherits the musical lineage of Pete Seeger suggests that his "low-brow folky style" is not just a musical genre, but is deeply rooted in the tradition of folk songs as a means of social messages and peace movements. Just as Seeger was actively involved in social movements, Satoshi Yamamoto has also inherited that spirit by addressing the issues of Hiroshima, Nagasaki, and Fukushima through his own music. This strongly supports the idea that his music is not just entertainment, but also has the aspect of a "singing social activist." His music plays the original role of folk music in the modern era, which is to raise people's awareness and promote change by focusing on social injustice and suffering and turning them into songs.

◆Musical style and message

・Deep dive into "low-looking folky style"

Satoshi Yamamoto's musical style is consistently described as "low-looking folky style." This characteristic is deeply rooted in his experience as a social worker. He places importance on visiting the site, paying attention to the details of people's lives, and weaving songs from a perspective that is close to their real feelings. His songs are characterized by melodious lyrics and music that naturally convey the desire for peace to the listener, and express deep emotions and social messages with unadorned words.

・A wish for peace in his signature song "In a Country Where Hiroshima Is"

"In a Country Where Hiroshima Is" is a signature song that symbolizes Satoshi Yamamoto's activities, and is widely known as a song wishing for peace. This song is a standard peace song sung at junior high school choir competitions, and contains a strong message of never forgetting the tragedies that were repeated in Hiroshima and Nagasaki, and of longing for a peaceful world without nuclear weapons. In 2003, this song was honored to be adopted as the department song of the Department of Global Citizenship at Seisen Women's University, and its message is highly regarded in the educational field.

He rarely uses direct words such as "anti-nuclear" or "anti-nuclear power" at concerts, but instead, he takes a unique approach of sharing his wish for peace through song, such as entrusting his own feelings to a song about the evacuees of Fukushima and singing "Furusato" with the audience.

The fact that "In a Country Where Hiroshima Exists" was adopted as the department song of Seisen Women's University and is also sung as a junior high school choir song shows that the message of peace contained in this song goes beyond mere personal expression and has educational and social universality. This song also serves as an important cultural asset for passing on the importance of peace to the next generation, and the fact that its message is widely accepted in the educational field suggests the breadth and depth of influence of his songs.

◆Fukushima Songs after the Great East Japan Earthquake and a View on Society

Since the Great East Japan Earthquake in 2011, Satoshi Yamamoto has been regularly visiting the Hamadori region of Fukushima Prefecture, interacting with local people through song, and every year creating "Fukushima Songs" that sing of the feelings of the people after the nuclear accident. His representative Fukushima songs include "Beyond This Road," "The Winds of Hamadori," and "A Parting Without Sayonara." He also served as a radio personality on Kitakata City FM, joined the Kitakata Reconstruction Support Team, and actively participated in support activities for local temporary housing.

Satoshi Yamamoto's creation of "Fukushima Songs" and his continued involvement in Fukushima and Hamadori after the disaster show that he is not just a singer-songwriter, but also plays a role as a "community-based artist" deeply rooted in the local community. His music speaks for the voiceless voices in the disaster area and functions as a spiritual infrastructure to support the recovery of people's hearts. This highlights the dual aspects of his music, "healing" and "recording," and embodies his sense of social responsibility as an artist. He also plays a role in conveying the reality of the disaster area to future generations in the form of songs, so that it will not be forgotten.

◆Discography: A world told by his works

Satoshi Yamamoto has released albums from time to time, and his creative activities have produced more than 300 original songs. His works are drawn from a wide range of perspectives, from social themes to personal emotions.

・Major albums and singles

Satoshi Yamamoto's major albums and singles are as follows.

| Album name | Release year | Major songs | Theme/explanation ||---|---|---|---|

| Hometown Tree - The trajectory of beloved spinning songs | 2004 | Hometown Tree, White Snow Silver Sky, Flapping, To see the rainbow, Last Runner, Lullaby for you, Small Umbrella, Journey, Another self, This is our Goodbye, My Graduation Ceremony, In a country with Hiroshima, No more! Jacob, Our hearts are one, Asian - For the people of Asia, Surely, in this town, Like the wind of May | It includes a wide range of themes, such as the snowy scenery of Aizu, cheering songs about life, bullying issues, and wishes for peace. In particular, "Last Runner" is a cheering song about life, and "My Graduation Ceremony" is about bullying issues. "White Snow, Silver Sky" is said to bring to mind the scenery of Aizu. |

| Stay with Me / Satoshi Yamamoto and Friends from Fukushima | Unknown (Commemorating the 38th National Council for Life Guidance Research Fukushima Convention) | ANOTHER - Another Me-, To You Today, Taking a Break Here, At the Turning Point Just Now, My Graduation Ceremony, Once More, Song of Departure, Like the Sea, Like the Mountain, A Song to Stay with My Mother, In a Country with Hiroshima, Festival, Goodbye, Friends, Stay with Me with Me, ANOTHER - Another Me- (Instrumental) | A limited edition produced to commemorate the Fukushima Convention. Many of the songs have social messages and themes of connections with people. |

| Let's Go Unarmed ('06 Constitution Folk Jamboree Live) | 2006 | In a Country Where Hiroshima Exists (Includes songs by other artists) | A live album from the Constitution Folk Jamboree. Contains Satoshi Yamamoto's signature songs. |

・ Signature songs and their themes and backgrounds

His songs shed light on various aspects of society and convey profound messages.

| Song title | Year/time of release | Main theme/background | Related episodes ||---|---|---|---|

| In a Country Where Hiroshima Exists | Signature song (year of release unknown) | Abolition of nuclear weapons, wish for peace, tragedy of war | Adopted as the department song for the Department of Global Citizenship at Seisen Women's University. A classic peace song that is also sung as a junior high school chorus. It is sung at many social events, such as the Drug Harm Eradication Day and the Peace Festival. |

| Beyond this road | After the 3.11 Great East Japan Earthquake | The feelings of the people of Fukushima and Hamadori, and their hopes for recovery | One of the Fukushima songs. |

| The wind of Hamadori | After the 3.11 Great East Japan Earthquake | The feelings of the people of Fukushima and Hamadori, and their hopes for recovery | One of the Fukushima songs. |

| A farewell without goodbye | After the 3.11 Great East Japan Earthquake | The feelings of the people of Fukushima and Hamadori, and their hopes for recovery | One of the Fukushima songs. |

| No more! Jacob, our hearts are one | 1999 | Drug-induced AIDS case, prevention of recurrence of drug-induced harm | Produced at the request of the lawyers of the plaintiffs in the Drug-induced AIDS case. It was sung on Drug Harm Eradication Day. |

| Earth - For the future of people, animals and the earth - | Unknown | Environmental issues, coexistence of humans and the earth | Poem by Kudo Naoko, music and vocals by Yamamoto Satoshi. It was performed as a choral piece at the Kanagawa Choir's 70th anniversary concert. |

Yamamoto Satoshi's songs are not limited to peace and disaster recovery, but cover a wide range of social issues such as bullying, drug-related injuries, and environmental issues. This shows that he does not simply write songs about social events, but creates music in response to specific issues and requests from the parties involved. For example, "No More! Jacob, Our Hearts Are One" was created at the request of the plaintiffs' lawyers in the drug-related AIDS case. "My Graduation Ceremony" focuses on the issue of bullying at school, and "Earth - For the Future of People, Animals, and the Earth" contains a message of environmental protection. His discography is a testament to his deep social involvement and wide-ranging awareness of issues, which embody the "voice" of society as music.

◆Live concert activities: A journey to deliver songs

・Changes in performance activities across the country

Although based in Nerima Ward, Tokyo, Yamamoto Satoshi energetically holds concerts and school performances across the country, delivering his original songs directly to people. This year marks the 40th anniversary of his musical career, and over that long period, he has delivered his songs in many places.

In recent years, he is scheduled to appear in the "Shizuoka Peace Song Day 2025, woven with songs and recitations" and "Satoshi Yamamoto Live @ Singing Cafe Lala" in Shizuoka in July 2025. In addition, he will perform a peace song at the "War Storytelling Association" in Nerima Ward in August 2025, and will have a talk session at the National Life Guidance Research Council Conference.

In the past, he has performed at a wide range of places, including a commemorative concert at the Japan College of Social Work, the Sumida River Folk Festival, the Ichihara Peace Festival, the Nagasaki Memorial Peace Concert, and the Kita Ward Blue Sky Singing Association. He also actively holds birthday concerts at small venues and concerts with limited seats, which shows that he values closeness to his fans and values interactions in more intimate spaces.

・Participation in social events and charity concerts

Yamamoto Satoshi not only performs his songs, but also actively participates in events and charity concerts with social messages. For example, he sang at "Drug Harm Eradication Day," which vows to reflect on the Drug-Induced AIDS Incident and prevent its recurrence, held a charity concert to support the movie "Mother's Atomic Bomb Piano," and participated in peace festivals around the country.

In particular, since the Great East Japan Earthquake in 2011, he has regularly visited the Hamadori region of Fukushima Prefecture, deepening his interactions with disaster victims through live performances there and seminars where he talks about the background of songwriting and Fukushima songs. He has also held a class where he sings the Fukushima songs he wrote every year since 3/11, and continues to convey the current situation in the disaster-stricken areas and the feelings of the people.

Yamamoto Satoshi's live activities are not just a place for musical performances, but also play a role in promoting education, healing, and social dialogue through a variety of "places" such as schools, local communities, peace events, and disaster-stricken areas. His songs, being "handed" directly to the audience, have the power to provoke deeper empathy and action. This shows that his music, through the "live" format, is helping to bring about social change and building strong ties with the local community. His activities make the most of the social power of music, embodying an attitude of reaching out to people's hearts and walking together with them.

◆Major Live Concert History
Yamamoto Satoshi's major live concert history is as follows.

| Date | Event name | Location | Main content/theme | Special notes ||---|---|---|---|---|

| August 14 (Thu) 2025 | [Meeting to pass on war stories] | Nerima Ward Gender Equality Center Yell Audiovisual Room | Singing of peace, sharing war experiences | Hosted by the Medical Co-op Management Committee, limited seats |

| August 2 (Sat) and 4 (Mon) 2025 | Talk session at the opening event of the Zenseiken (National Council for Lifestyle Guidance Research) Conference, peace education subcommittee | Junior high school in Nerima Ward | Memories of presenting original songs "To see a rainbow" and "My graduation ceremony" | First guest appearance in decades |

| Sunday, July 20, 2025 | Shizuoka Peace Song Day 2025 woven with songs and recitations | Cafe Clementine (Shizuoka City) | 80 years after the war, passing on war experiences, singing of peace | Performing with Aizu Rika, Abe Yoshimi, and Sano Fujio |

| Saturday, July 19, 2025 | Yamamoto Satoshi Live @ Singing Cafe Lala | Singing Cafe Lala & Sound Square NeMoGo (Shizuoka City) | Immerse yourself in the author's music "In a Country Where Hiroshima Exists" | Performing with Sano Fujio and Aizu Rika, one drink included |

| Saturday, July 9, 2022 | 11th Sumida River Folk Festival ~Dedication Concert~ | Ejima Sugiyama Shrine (Sumida Ward) | Performing with Nakagawa Goro, Nozawa Kyoji and others | Reservation required, admission fee required |

| May 13 (Fri) - 15 (Sun), 2022 | National Creative Workshop | Koriyama-shi, Fukushima Prefecture | Talk & Live Lecture "Our Hearts Are With Fukushima - What We Can Do Now" | The background of songwriting and Fukushima songs will be revealed, and live streaming will also be conducted |

| September 2020 to present | Currently working on an omnibus album and a new CD | - | Musical activities continue even amid the COVID-19 pandemic, with an increase in newly written works | A new CD focusing on Fukushima songs from after 3.11 is in sight |

| Monday, August 24, 2020 | 21st Drug Harm Eradication Day (ZOOM Online Participation Free) | (Online) | Planned to sing "No More Jacob, Our Hearts Are One" | Event to reflect on the drug-induced AIDS incident and vow to prevent recurrence |

| Saturday, July 4, 2020 | 9th Sumida River Folk Festival 2020 | Ejima Sugiyama Shrine | Collaboration with Nakagawa Goro and others, "Message to the Age of Change" | Event influenced by Pete Seeger's Clear Water Festival |

| Saturday, March 7, 2020 | General meeting of the Fukushima Prefecture Alumni Association of Shadai University, Shinshirakawa City Lectures and social gatherings | Shinshirakawa City | "Smiles Cannot Bloom" and more | Cancelled to prevent the spread of COVID-19 |

| Sunday, February 16, 2020 | Kita Ward Blue Sky Singing Association | Kita Ward | Mini concert "Smiles Cannot Bloom" and "The Gaze of Nagasaki"

"My Graduation Ceremony" and others | - |

| Saturday, October 19, 2019 | Edogawa Ward Atomic Bomb Storytelling Cafe | Edogawa Ward | Opportunity to hear the storytelling of atomic bomb survivors | Singing "In a Country Where Hiroshima Exists" instead of self-introduction |

| Saturday, September 28, 2019 | "What I Want to Give to Children: Yamamoto Satoshi Concert" | Fukushima Prefecture Aizu Yanaizu Town Fureai Hall | Theme: "My Graduation Ceremony" | Sponsored by Fukushima Prefecture Teacher Kaiai |

| Wednesday, September 11, 2019 | Yamamoto Satoshi Fukushima Live (Minamisoma City) II | Support Center Pia At the Independence Training Center Pea Peanuts venue | A live performance for music-loving users | Fujishima also participates |

| Sunday, September 1, 2019 | Kanagawa Choir 70th Anniversary Concert | Kanagawa Prefectural Music Hall | His own composition "Earth - For the Future of People, Animals, and the Earth" is performed again as a choral piece | - |

| Saturday, August 3rd - Sunday, August 4th, 2019 | Live performance by Yamamoto Satoshi at Kitakata 21st Century Theater | Outdoors at Hoshi Hospital, Higashimachi Storehouse (Kitakata City) | A live performance in his hometown, the starting point of his musical career | - |

| Tuesday, May 14, 2019 | Yokohama Singing Society "Suzukaze" | Tsurumi Salvia Hall 3F Music Hall | Guest Performance "In a Country Where Hiroshima Exists" and more | Highly praised for its excellent acoustics and lighting |

| April 29, 2019 | "Bye-bye Book Cafe" (Ibaraki Place Research Institute) | Omika Exchange Center, Omikamachi, Hitachi City |

"Waiting for You" and "Furusato no Ki" | Participating for the first time in two years, also interacting with young SSWs |

| February 17, 2019 (Sun) | Yamamoto Satoshi Charity Live ~ Supporting the Movie "Atomic Bomb Piano" | Cafe Igusa no Hosomichi (Suginami Ward) | Charity live to support the movie "Atomic Bomb Piano" | Limited to 20 seats, also interacting with the owner and his wife |

◆Evaluation and influence: The bond woven by music

・Evaluation and criticism from inside and outside the music industry

Yamamoto Satoshi's music is notable for its consistent "low-toned folky style" and the "melodic lyrics that convey a desire for peace" Folk singer Hitoshi Komuro highly praises Yamamoto Satoshi, saying that he is "unmistakably a singer who will carry on the legacy of Pete Seeger." While Hitoshi Komuro points out that the "traces" of folk songs introduced from America in the 1960s have become almost invisible in modern times, he states that Yamamoto Satoshi is "walking that difficult path with a refreshing feeling."

According to Hitoshi Komuro, the assessment that Yamamoto Satoshi is a singer who will carry on the legacy of Pete Seeger while the traces of folk songs from the 1960s are fading suggests that Yamamoto Satoshi is not just an artist, but that he plays an important role in re-presenting and inheriting the historical and cultural value of the folk music genre, which contains a social message, in the modern era. His music conveys the essence of folk music to the next generation by continuing to sing universal themes in the contemporary music scene, while at the same time keeping the legacy of the genre alive in the present day.

Fans have commented that his singing and guitar playing at live performances were "wonderful," that his songs and lyrics "encouraged" them, and that his attitude of singing about Fukushima "touched my heart." Specific comments on his music include, "The scenery comes to mind. The sound of the guitar is wonderful!" His musicality that deeply resonates in the hearts of listeners is highly praised.

・Comments from fellow performers and associates

Guitarist Hong Young-Ryong, who has been in contact with Yamamoto Satoshi for many years, highly praises the melodious nature of his songs and the way they naturally convey his thoughts about peace. In addition, the late music critic Yazawa Hiroshi introduced Yamamoto Satoshi and is known to have known him for 20 years. He has also performed with artists from various genres, such as vocalist Ota Maki and pianist Watanabe Eri, and these musical interactions have expanded the scope of his activities.

・Collaborations and exchanges

Yamamoto Satoshi is also proactive in collaborating and interacting with other artists. For example, he cherishes his ties with long-time friends and colleagues, such as appearing as a guest at Kumiko Yokoi's 50th anniversary concert. Also, the fact that his album "Kono Yubitomare" was released under the name "Yamamoto Satoshi and Friends of Fukushima" shows that he values collaboration with local people and his attitude of forming a community through music.

Yamamoto Satoshi's musical activities are not limited to solo artist activities, but have formed an extensive network through collaborations with other musicians and "Friends of Fukushima", as well as participation in "singing meetings" in various places. This suggests that his music not only resonates with individuals, but also functions as a "bond" that fosters a sense of community and connects people. His activities prove that music is a powerful tool for community building and promoting social solidarity.

◆Online presence: Connecting with fans

・Utilizing the official website, Facebook, and YouTube channel

Yamamoto Satoshi operates an official website (satoshi-y.net) that details his musical activities, works, live information, etc. The site was established on May 15, 2000, and was updated on June 20, 2025, so it always provides the latest information.

He has also been using his Facebook page as a "Song Diary FB Version" since September 2013, and it functions as a place to share daily activity reports and thoughts.

Many of his songs' live videos and official recordings are available on YouTube, and his representative songs such as "In a Country with Hiroshima," "You Who Cry," and "Sayonara no Nai Wakare" can be listened to. In particular, multiple versions of "In a Country with Hiroshima" have been uploaded, showing how the message has spread and reached many people.

Satoshi Yamamoto's active use of digital platforms such as his official website, Facebook, and YouTube allows the social messages of his folk songs to reach a wider audience beyond the traditional live venues. This can be seen as a strategic approach to the transmission of folk music in the digital age and to the universality of its message. His work shows the evolution of the "journey of song" by fusing tradition and modernity, which is an important foundation for his message to reach more people. His presence in the digital space is an important means for his music to continue to have a lasting impact beyond the constraints of time and geography.

◆Conclusion: What Satoshi Yamamoto continues to convey through his music

Satoshi Yamamoto is a rare singer-songwriter with roots in Kitakata City, Fukushima Prefecture, who continues to create "low-key folky" music with his studies at the Japan College of Social Work and his experience as a social worker. His music is not merely a personal expression, but is consistent in its attitude of deeply empathizing with the reality of society and the subtleties of people's hearts.

As symbolized by his signature song "In a Country with Hiroshima," his strong desire for the abolition of nuclear weapons and peace is the foundation of his musical activities. Furthermore, since the Great East Japan Earthquake, he has regularly visited Fukushima and Hamadori, and every year he has composed a "Fukushima Song" that sings the feelings of the people in the disaster area, demonstrating his deep empathy and unwavering commitment to social contribution. His songs also shed light on a wide range of social issues such as bullying and drug-related harm, and have the power to question and evoke empathy in people through music.

As an artist who inherits the lineage of Pete Seeger, he aims to go beyond mere entertainment and contribute to social change by entrusting social messages to songs, empathizing with people's hearts and encouraging them to think together. His music breathes life into the spirit of 1960s folk music in the present day, and reaffirms its universal value.

His energetic live performances across the country for many years are a sign of his emphasis on "handing" his songs directly to people, and his participation in various social events and charity concerts is a place where he can make the most of the social power of his music. Additionally, his active use of digital platforms such as his official website, Facebook and YouTube channel are important means by which his music can continue to convey universal values across generations and regions.

Yamamoto Satoshi's music is the trajectory of a true "song traveller" that continues to weave messages that resonate across the ages: human dignity, the desire for peace, and solidarity with people facing difficulties. His songs quietly but deeply resonate in the hearts of his listeners, lighting the light of hope and empathy.